近くて遠い神様
『LES INNOCENTES』日本タイトル『夜明けの祈り』
1945年第二次世界大戦末期のポーランドで実際に起きた事件をベースのお話です。
とある雪深い森の中にひっそりとある女子修道院
神父は不在、彼女たちは彼女たちのやり方で修道院を守る日々
結果、宗教道徳上ありうべからざる事態が起きてしまいます。
この話は、単に戦争の話ではありません。宗教と女性と社会のお話です。
この映画を8月中旬に観て、
- 「宗教があるから乗り越えた、宗教があるから助けを求められなかった。第2次世界大戦時ポーランドの修道女たちがソ連軍の性暴行により妊娠して出産する話。フランス人女性医師により救われた命と救えなかった命の話。女性はどんな状況でも性的な目で見られてしまう。私たち人間はDNAに逆らえない」
と感想をツイートしていました。まとめるとこんな感じ。
映像的には白と黒のコントラストがはっきりしていて、とても綺麗でした。そして、その時代の背景にある宗教ちょっと知りたくなりました。
しかし、日本版のポスターちょっと残念でしたね…これじゃないだろうって感じです。